200人のゴッホ展の夕べ

先日、兵庫県立美術館で始まった

ゴッホ展に行ってきました。

今回、公開前日限定200名で

2時間ゴッホを独占できるという

チケットを兄から譲り受け、

義姉と一緒に贅沢な時間を

体験してきました。

ゴッホ展はいつどこでも大人気で

人の頭と行列で酸欠になるのが常ですが

今回はまるで外国の静かな美術館

で見ているようなひと時を。

暗い色調の

オランダ、ハーグ派の絵から

始まった展覧会でしたが、

ゴッホの素描はなかなか

一生懸命感が強く飽きさせない、

彼が天才でもあり、

また99パーセントの努力

も惜しまなかったことが

見て取れる作品ばかりでした。

 ゴッホの名言の中に

「美しい景色を探すな。

景色の中に美しいものを

見つけるんだ。」

というのがありますが、

注意深くものを観察していると

どんなところにも

描きたいものが、

アイデアが、

隠れている。

それを探すのが楽しい、

そして、

見つかった時は嬉しくなる、

それを展開させる、、

 

創作はその繰り返しのような

気がします。

 

以前見た「ゴッホ最期の手紙」

という映画のエンドロールで

「僕はただ、こんなにもモノを

感受性豊かに感じとること

ができるんだよ、と

絵で伝えたかっただけなんだ」

というようなヴァンゴッホの

メッセージが流れた時、

涙が溢れてきました。

本当に繊細でピュアな人だったの

だと私は確信しています。

今回の展覧会は、点数はやや少な目

なように感じられたけれど、

秀作が多く、とても見やすい

展覧会でした。

図録やポストカードでは感じられない

彼の色彩を会場で感じてきてください。

 

🌻 j’adore Van Gogh 🌻

2020-02-02 | Posted in お気に入り | Comments Closed 

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