京都から秋便り

今朝、闘病中の父が「大徳寺の鉄鉢料理が食べたいなぁ」と言うので、
急きょ母とお供してきました。

京都に着いて車から降りるとグッと冷え込んでいて、、
でも顔に触れる空気が凛としていて清々しいです。

広い大徳寺の院内を歩いていると、もう紅葉しています。
すっかり秋です。
私の住んでいる箕面では紅葉は遅く、11月下旬頃。。

鉄鉢料理というのは、精進料理のことで、その昔、修行僧が食物を
受けるために用いたのが鉄で出来た丸い鉢だったそうで、ここでは
それをモチーフにした食器で精進料理を頂きます。
ごま豆腐に生ゆば料理などなど、身体にす~っと入っていく感じで
おいしく頂きました。

お食事が終わったら、7つの器が入れ子になり収納できます。
これ、なかなかいいですよね(笑)。

そして、帰り道に京都国立近代美術館の「ARTS&CRAFTS展」に寄りました。
イギリスで興ったデザイン運動(らしい)で絵付けした美しい家具から
ファブリックデザインまで、とっても見ごたえのある展示でした。
前からチケットを持っていて行きたい行きたいと思っていたのに東京へ
行ったりしているうちに、なんと今日が最終日!
両親に「クルマで待ってて!」とお願いして、風のように見てまわり
ジョージ・W・ジャックという人の美しいタペストリーに一目惚れ。
しばし眺めて、、ギャラりーでその図録とウィリアム・モリスの
ポストカードを買って走ってクルマに戻りました。
ひとつ素敵な作品に出会えたから、それで大満足です。
秋の夜長、あとはゆっくり図録で楽しみます♪
そのあと祇園花見小路を少しだけブラブラして、
(舞妓さんも、ナンチャッテ舞妓さんもいませんでした(笑))、
温か~いお善哉も頂いて♪充実の一日でした~
誰かとおいしくご飯が食べられて健康に過ごせたなら
それだけでシアワセですね。 今日は、+アートで贅沢なくらい。
感謝です!

2008-11-09 | Posted in ひとりごと 

関連記事