ハンガリー刺繍をめぐる旅 ~9~

昨日今日とほんとうにポカポカ~
pm2.5なんて韓流アイドルみたいな名前の
空気汚染が話題でなんだか地球のどこにいても
もう安心って出来ないのかな~
なんて人災を憂うこの頃です。

さて、ブダペストのお話ですが、
こちらは民族博物館のエントランス。

 オペラハウスのように素晴らしい内装と、、

その天井画。こ~んな高い天井に
どうやって描いたのでしょう???
足場組んでも相当こわいよ。

国立博物館だけあって、さまざまな地方の民族衣装が展示。

繊細な刺繍にレース、
シックな配色のものも。
現代でも着てみたいデス。

ハンガリーにはこれだけの
ルーツの民族がいるようです。
アジア系マジャール人がやはり最多。

手仕事の展示もたくさんで
興味深いのです。

クレイジーキルトなども可愛い。

絵付けされた家具も、ハンガリー名物
積み上げ布団ベッドも再現されています。

昔のハンガリーの嫁入り道具一式。
トランクにいっぱい家財道具をつめて
ご近所にアピール。昭和な日本とそっくり(笑)

ドイツっぽい図案が多いです。

教会を再現したお部屋。

おなじ天井画でも、こちらの方が私はほっこり。
これなら描いた後ではめ込めますね。


アンティークレースや陶器・抱き人形の展示も
可愛らしい。

ハンガリーのお人形に顔がないのは、

子供がお人形遊びするときに
笑ったり怒ったり泣いたり、、という
それぞれのシーンで想像力を
養うためにあえて描かないのだそう。

いいお話ですね。

そのほか、館内には
クリスマスシーズンということもあって
アドベントリースの展示会も開催中でした。

アレンジメント作家さんや、
地元のフローリストが展示して
オーダーを受けたりもするそうです。
ほんとうにたくさんあってひとつひとつが
クリエイティブな空間を醸しだして素敵でした。

リースで出来たツリー


もうインスタレーションの世界


パティスリーの店先に似合いそう♪

ハンガリーのホテルやレストランの玄関にも
据付型のアドベントリースがありました。
軒先に吊るしたり、ドアや壁にかけるリースより
「空間」を演出して素敵でした。

また同時にクリスマスマーケットも
あちこちに出ていて、刺繍雑貨、お人形、
クリスマス飾りのお店、などなど
盛りたくさんで、、、

またまた自由時間が足りませ~ん。
一日放し飼いにして欲しいくらいでした。
(笑)

キャンドルカバーのワークショップ。
子供たちも楽しんでいました。


大好きなオリーブ模様のタジン風鍋。
お求め安いけれど、お持ち帰りしにくいのね。
(笑)

ミュージアムショップでは
10センチ近くある分厚い
「刺繍の図案集」を皆さまお買い上げ
されていました。
しかもお一人様、2巻も!
たしか計3~4kgくらい?
皆さま、無事飛行機に乗れたのでしょうか?
(笑)

チャルカの久保さんが
「ここの図案集は刺繍する人にとって
ノドから手が出るほど欲しいレアモノなんですよ~」と
刺繍素人の私に教えてくださいました。

トランクからアシが出るほど
欲しいものだったんですね
、、納得(笑)。

収穫多き楽しい博物館でした♪
次は冬の夜の
美しいブダ&ペストへ。

2013-02-28 | Posted in ハンガリー刺繍をめぐる旅 

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