2011年11月19日(土)  フランス陶器 ジアンの工房

わたしの今回のメインイベント、
ジアンの工場見学は、ガイド1人と
フランス人観光客15人くらいで、
ぞろぞろと1時間たっぷり廻りました。

ジアン窯は創設190周年記念で、
この週末工場見学、
ミュゼ入館は無料でした。
わ~い ♪

工場入口壁のタイル。欲しいなぁ~
Gien駅にもあったけれど
パリのメトロにもあちこちあるらしい
ジアン製のタイル。

 

土の種類から詳しく解説。
仏語でよくわからなかったけど、
この地はいい土が取れるのと
ロワール川の水路があったから
英国人が窯を開いたと聞いています。

イギリスから伝わった石膏型を使ったり
電気ろくろ等で、みるみる成形。

素焼きの器をたたいて音で
不良品を調べる耳職人。
音がおかしいときは部位を
きれいに削っていました。



下絵の準備。
エッチングの要領で銅版転写した紙を、
お皿にあて擦ってトレースしていました。

図案の上に色をのせていきます。

ひとりのおじさんが
「複雑な図案なのにどこに何色をのせるのか
 わかるのか?」みたいな質問をされたら、

この図案サンプルを見ながら
色をのせていくのよ、と種明かし。

カラーチャート。繊細なニュアンス。
ジアン・ブルーはどれでしょう。

絵付けしたくなりました。
ちょっと九谷っぽい?

かと思えば、水で貼るシールみたいな
仕上げ方もありました。

極楽鳥シリーズは貼り芸なのね。(笑)

窯入れのイメージ。

その昔、仏大統領専用だった
ランブイエシリーズ。
ここGienの街で見たら、さらに素敵感up。

今年の新作と、

ノエルシリーズ。

工場を出たら、アウトレットブティック入口。

パッと見はわからない規格外品などが、
かなりお安くなっていましたが、といっても
そこはジアン、やはり高級食器価格(笑)
2011年のボトルコースター等、
記念の年なので数枚だけ買いました。
、、もっと買えばよかった(笑)

買ったら、自分で梱包します。
欧米人がキャラメル包装しか出来ない
とは聞いていたけれどホントでした。
皆、ごっわごわに包んでました(笑)

その後入ったミュゼの方は写真撮影禁止。
アンティークの置き時計のデザインがとても
素敵で、かなり居座ってしまい、
ジアン窯を出たのは夕方4時まえ。
もう少し居たかったけれど。

あきらめかけていたBriare
le Pont Canal(運河橋)にも
どうしても行きたい気分に。

2011-12-08 | Posted in bonjour paris  パリ日記 

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