ハンガリー刺繍をめぐる旅 ~1~
旅の前に、、もう15年以上前に、
デコラティブペインティングの雑誌で、
スロヴァキアの民族衣装を見て
胸が震えました。
子供の頃していたバレエでも、
真っ白なレースのチュチュよりも
村娘のフォークロアな衣装が大好きでした。
今回の旅は、ペインティングの勉強も
もちろんですが、そういう昔から好きだった
フォークアートに目いっぱい出逢えた夢の旅でした。
関空から、ブダペストまでは
KLMでアムステルダム経由。
乗り継ぎは5時間待ち (!)
でも、
アムステルダムの空港は
クリスマスムードで素敵 ♪
5時間の間、ツアーの方3人と
スタバでお近づきのお茶を。
さすがに刺繍ツアーだけあって、
メンバーは何かしら刺繍に携わっている方々。
私だけでした、刺繍オンチは(笑)
広島からいらした、
野呂さんの「こぎん刺し」。
スマホケースとカバーにも刺繍が!
すンばらしい!!(笑)
プラスティックみたいなケースに穴穴が空いてて
刺繍できるお材料があるそうです。
自己紹介がてら、
それぞれの作品写真なんか見せ合って
時間はみるみる過ぎていきました。
(笑)
さらに2時間半のフライトの後
ブダペストのホテルに着いたのは
深夜0時過ぎでした。
*
翌朝は早速、バスで約2時間半、
ブダペストから、カロチャまで移動。
カロチャのヴィシュキ・カーロイ博物館到着。
本当は休館日でしたが、団体様ということで
ご予約頂いていたようです。
ハンガリーの博物館は
カメラの撮影チケットを
別途購入したら撮影可のところが
多いです。数百円です。
博物館には絵付けした家具・雑貨もたくさん♪
「プリミティブですが温かくどこか懐かしい」
日本に帰ったらこんな絵を目指そう、と
あらためて思ってしまう♪
カロチャの刺繍もいっぱい
1960年代の民俗。
黒装束での結婚式が当時の慣わし。
嫁入り道具を掲げて
花嫁のお家の裕福さをアピールする
若い娘たち。
刺繍部分は手刺し、
レース部分は専用ミシンで作ります。
足元まで刺繍がびっしり。
どこまで手をかけるのでしょう?
壁の絵付け。
刺繍の図案とリンクしているそうです。
とてもカラフルだけど丁寧に
ちゃんと絵の具で描いてありました。
ハンガリー3大陶磁器ブランドのひとつ、
「Hollohaza」の磁器。
これらも刺繍と同じデザインで
手描きのお皿です。
博物館なんてどこの国に行っても
あんまり好きじゃなかったけど
今回は本当に楽しい!(笑)
おばあちゃん達が待つ
ターイハーズへ